非常識「僕ちゃん」

新しい会社の満足度は85%くらい。まだ試用期間で、大した仕事はこなしていないけど(これから新年度で、少しずつ活躍する予定!!)、やりがいのある仕事ができそうだと思うし、(だから受けたし・・・。)20代、30代で構成されている、社員13名の若い会社なので、周りの人間関係も、一般的な会社に比べると、かなり良い方だと思う。だから本当は95%くらいと言いたいところ。

ただ、1つだけ、予想外というか予定外なことが・・・。

13人中、私は実際は若い方から4番目。といっても、中途入社の同世代が集中しているので、28〜33歳くらいの中に9人いる。だから「若い」というほどでもないけど。
そして圧倒的?に若い人(新卒で明日から2年目の男性社員と3年目の女性社員)が2人。

この2人が、私にとっては、かなりの天敵なのだ。
多分、悪気はない。ただ子どもなだけ。そして田舎者(笑)。でも、まだ出会ったばかりの他人で、「仲間」としての関係が築けていない状態で、ここ3週間、殆ど毎日といっていいほど、「もうすぐ三十路」といった年齢のことを直接言われると、実際かなり頭にくる。そして最近では、「怒り」を通り越して、かなり落ち込む要素になっている。
もちろん私だけが言われるわけではなく、彼らにとっては11人がターゲットなわけで、同じことを言われても、聞き流せる人、寧ろ自虐的な人と様々だけど、私にとってはかなりのストレスだ。これでは仕事へのモチベーションも上がらないから、ホントよくないんだけど。

前の職場は周りに女性が多くて、22歳、23歳の頃に先輩に向かって直接年齢のことを言うなんてことは常識としてありえなかった。それでも、いろんな昔話の中で「その頃、小学生だったの??私はもう働いていた」なんて言われると、心の中で「若さ」に対して優越感をもったのも事実だけど、相手を傷つけたかも・・・と反省をした。それでも、また言ってしまって、また反省。私の20代前半は、こんな感じだった。

だから、その程度のことなら仕方がないと思っていた。でも、非常識すぎる。
「えっ、29歳 迷える子うさぎさんが10歳くらいってことは、僕は生まれてない?」なんでやねん。。。あんたは昭和57年生まれ、私は52年生まれ。あんたは5歳やん。

こんな次元の低いレベルな会話もあるわけで、まぁ、落ち込む中にも「私はもっと若い頃から、かなり常識的ないい子だったなぁ」という、自分への認めの要素なんかもあるんだけど(笑)。それに、年だけ若くなるものだったら、なりたいけど、「昔に戻りたい」とは思わない。非常識「僕ちゃん」と比べると、かなり大人だったとはいえ、20代前半は何にも知らなくて今考えると恥ずかしい。年を重ねた分、人間として成長していると思うから、退化したいとは思わない。

なんだか苦しいのは、今までの私の「人との接し方ノウハウ」が役立たない人たちだからだ。子ども(学生)の頃は、「正義感」で人と接していた。明らかに非常識な人には、「考えを改めさせなければ」くらいの勢いだった。
大きな会社に就職して、周りにはいろんな人がいて、年上でも子どもみたいな行動しかできない人がいて、「改善」は無理な場合もあることを悟った。そして、そういう人たちは「切捨て」るべきだということを覚えた。切捨てといっても、大人なので無視したりするわけじゃなく(人としていかがなものか・・・という人でも、仕事のこの分野ではかなり成果を出して尊敬できるという人もいるから)、吸収できるところはして、普通に接してはいたけれど。でも、心の中では「この人、痛いよな〜」って感じていたのも事実。

だから、本当は、会社の同僚として接していくためには、「切捨て」ればいい。実際、「この人、痛いよな〜」」という点では、切捨てに値する。でも、10人そこそこの会社のメンバーとして、社歴は長いけど社会人歴は短い後輩を、切り捨ててしまってはいけない気がするから、苦しいのだ。切り捨てるということは「人としては、尊敬できない、好きになれない」ということになってしまうから。