子うさぎが見つけた花畑

私は、子どものころから「うさぎ」が大好き。小学校低学年の頃、飼育委員の上級生が、生まれたばかりの子うさぎと遊ばせてくれたことがきっかけかな・・・。今でも、その頃のことを書いて賞をもらった作文が残っています!
祖母と叔母が「卯年」なのが、とてもうらやましくて、「私も卯年になりたい!」と言ったことも。。。(ちなみに、私は、うさぎとは程遠い「巳年」です・・・。)


「うさぎ」は、淋しいと死んでしまうと聞いたことがある。本当かな・・・?でも、そんな淋しがりやのところが私と似ているかなぁと思って(まぁ、うさぎのようにかわいいか?というのは別として)こんな名前をつけてみました。


今、29歳の子うさぎは、人生のいろんな選択(迷路)で迷っています。


もともと家の中でじっとしていられない性格のうさぎは、大学卒業後、野原に飛び出してみました。野原はとっても楽しかった!!今までぬくぬくと育ってきた子うさぎも、いろんなことを経験してちょっとは大人になりました。
そして、運の良い子うさぎは、実力以上の成果を出すことがよくあり、輝いていました。
落ち込むこともあったけど、そんな時は、今まで築き上げてきた人脈のおかげで誰かが助けてくれました。


いろんなものを手に入れた子うさぎは、ふと「一番欲しいものは何か」を考えました。結婚、出産・・・そういった普通の幸せが本当は欲しいのに、それが手に入っていないことに気付きました。


野原に未練はありませんでした。新たな目標に向かって子うさぎはもう一度、生まれ育ったところに戻っていきました。


でも、人生そんなに甘くなく、今まで生きてきた中で一番の苦痛な日々を経験することになりました。人間不信とか、考えても結論の出ない大きな不安に襲われて、動けなくなりました。「このままでは、小さなウサギ小屋から、もう出られなくなるのではないか・・・」という、更なる不安が襲ってきました。


もう一度、輝きたい。


ウサギ小屋の中に閉じこもっていた時に見た、様々なスポーツ選手の再起の瞬間のお陰で、少し元気が出てきました。

でも、今までと同じ野原に出てしまったら、また人生の一番の目標から遠くなってしまうから、どんなところに出て行くか・・・は、かなり慎重に選びました。


やっと子うさぎは、新たな活躍の場・・・「花畑」を見つけました。そこには(嫌いな)蛙もいて、良いことばかりではないけれど、やっと見つけた花畑には、いつまでも花が咲き続け、野原で活躍した時のような「男らしい」子うさぎではなく、花畑で「女らしさ」とか「女性としての幸せ」」を兼ね備えられる子うさぎになりたいと思っています。